レッジバスタースピナーベイト
こうして見ると大した大きさに見えませんが、レッジバスターはトローリング用スピナーベイトで、1.5ozもある超大型。ヘッドの重さだけでこれですから、全体の重さは60g程度。キャストするには相当のロッドが必要となります。私はワールドシャウラ1754R-2でキャスティングして使いますが、本来はボートトローリングでマスキーやパイク、ウォールアイを釣るためのルアーです。

ボートトローリングですから、人間のリトリーブスピードを当然超えます。速く引いて浮き上がってきては困るので、かなり重めに仕上がっているのですが、これがバーチカル(縦方向)の攻めに使えるんです。スピナーベイトはシングルコロラドに代表されるようなヘリコプターアクションといって、ブレードを上にしてバーチカルに沈みながら立ち木や橋脚を攻めるというアクションがありますが、あれは沈下速度が遅いことがよいとされています。ただ、スーパーディープを攻める際はどうしても回収が辛い。コロラドは抵抗の大きいブレードですから、ブレードサイズを上げると回収時大変な思いをする。しかし、ウィローであればサイズを上げても抵抗は変わりにくく、手返しがよく、疲れずに済むというわけです。一般的にはリザーバーにある岸から真下に何メートル落ち込んでいる場所などへ送り込んでいく場合に選びたくなるルアーです。

スーパーディープ用のクランクを巻くよりずっと楽に、ディープエリアの横方向の釣りが展開できるのは実にありがたい。また、オダや藻などが群生する場所を通す場合でも、ウィードレス性能のよさから根掛かりの心配も少なく済みます。ディープエリアにウィードベッド(底一面に藻が生えている場所)があり、どこにバスがいるかわからないという状況で、ウィードの上を一定のタナを維持して引いてくるという攻め方ができるのは大きい。具体的には琵琶湖あたりで効果を発揮するルアーです。ウィードのエッジから出るのか、ポケットから出るのか、ドームから出るのか…ドキドキしながら巻いてくる釣りはスピナーベイトならでは。クランクではウィードベッドの上を引くことはできても、切れ目に落とし込んだり、ドームを突き破ってみたりという釣りはできませんからね。

あまり出番はないかもしれませんが、トローリング用のシングルウィロースピナーベイトを持っていると釣りの幅と効率性が上がる状況は確実に存在します。日本ではあまり見かけませんが、1oz以上のスピナーベイトを見かけたら、ぜひ手にとってみていただきたいと思います。