ワールドシャウラ1833RS-2
赤いワールドシャウラ1833RS-2ですが、思ったほどレビューがないようですので、取り上げておこうと思います。1833はRSというだけあって、レギュラーテーパーでありながらスロー気味になっております。この結果、キビキビとしたアクションをつけるのに最適な一般的ルアーロッドではなく、トラウト、特にネイティブの大型マス族を狙うのに適した竿に仕上がっています。

スロー気味に設定していることで、食い込みがよく、アタリを取りづらいマスの他、乗せ調子でなければ難しい、野ゴイ類のキャスティングによるエサ釣りもこなします。近年コイ類はボイリーエサでの釣りが広がってまいりましたが、そちら用のロッドとしてもおもしろく、ソウギョハンターにもマッチします。また、ライギョロッドとして使う場合は、ヘビーカバーから無理矢理引きずり出す単なる棒としての使い方ではなく、8フィートというロングレングスを活かしてのキャスティング性能で攻められなかった魚を獲るのが主な使い方になるかと思います。もちろん、このロングレングスは大河川のサケマス、ショアや磯のシーバス、小振りな青物にもベストマッチですし、80cmくらいのブリ(ハマチ)なら猛烈な引き込みを楽みながら受け止めます。沖で狙う大物シイラや巨大カンパチ等になってくると苦しい展開を強いられますが、乗り合い船でのジギングは魚を掛けたら機械的に巻き上げる漁のような釣りですから、魚とのファイトを楽しむ1833RSは選択肢に入りません。もっとも、これらの魚相手にもノされるようなヤワな竿ではないのですが、魚が走れば他のお客さんとオマツリしてしまいますので。ローカルルールで使えないだろうなと。とはいえ、チャーターでのボートフィッシングならミノーの遠投も楽々こなせ、なおかつ取り回しの効く長さに納まっているので、非常に扱いやすいのですがね。

バスの場合は60オーバー狙いといったところでしょうか。ボーマーロングAの17Aやウインドチーターミノーなどを投げる際に使います。高知県ではアカメキラーといわれる17Aを使って、スピニングではなくベイトで獲りたい!という方にもおすすめです。この竿でアカメやオオニベを狙えるわけですから、使い方次第でバラマンディあたりもいけちゃいそうですね。

さて、この竿を使う上で問題になるのがリールです。まさかとは思いますが、バスリールをつけたりしてませんよね?ロッドにはバランスというものがあります。メーカーが、クリエイターが想定しているリールを載せてはじめて最もいい状態となるわけです。バスリールのような200g程度では先重りがします。ティップが下がる感じがあってストレスなのですが、これは300gを超えるベイトを載せることで解決します。というよりも、ビッグフィッシュ相手の竿なので、小さいリールを載せる方が間違いなんです。ベストマッチは画像にもありますが、カルカッタ400番。これですとバッチリバランスがとれます。

1754Rが掛け調子のストロングスタイルなら、こちらは乗せ調子のテクニカルスタイル。国内の大物ハンター垂涎の逸品でしょう。自信を持ってオススメさせていただきます。



ものぐさな私は、30〜45lbナイロンに、60〜100lbのリーダーをつけてカンパチまで狙ってしまいます。理論派を気取っているのになんて野郎だ!という話ですが、私の青物は基本大型プラグを用いた表層での釣りで、ショアメイン。PEラインも使っていましたが、根に潜られると一発で痛んでしまい(実のところPEは根ズレ、ガイドスレに弱いのです)、感度はあっても高価なため気軽に交換できません。私はラインブレイクで魚の口や水中に糸、針を残したくないので、釣行ごとに交換してもお財布に優しいナイロンを使っています。実際にアメリカのツナ(マグロ)野郎も150ポンドのナイロン+300lbのナイロンリーダーなんてことをしているわけでして、魚が糸の質を見て食うわけでなし…と。バリバリのソルトフィッシャーマンであれば、PEをお使いいただければと。

バスやマスを狙う際はリーダーを付けずにそのままポイーでOKでして、キロ単位でラインを買う私としましては、フレッシュもソルトも同じ太さのラインで仕舞いがつくのはありがたいんですけどね。釣りの美意識という部分では欠陥アリですがね。