ゲーリーヤマモト4インチグラブ
こんなご質問をいただきましたので、ご回答ついでに記事にさせていただくことにします。
今度ブラックバスを釣ることになったのですが、ワームの色がたくさんあってどれを選べばいいのかわかりません。使い分けが大切だというのですが、どのように使い分ければいいのでしょうか。

正解はありません。以上。といえば、実は上級者は納得します。「そりゃそうだな」と。しかし、同時に一家言寄越されます。「とはいっても、釣れるのと釣れないのがでてくるだろう?大した差じゃないけど」といった具合に。水が濁ればアピール系、水がクリアならナチュラル系といいますが、アピール力がハードルアーに比べて乏しいソフトルアーにとって、それがどれほどの釣果を左右するのかは怪しいところです。というわけで、今回はワームのカラーが見えているという前提での使い分けについてまとめておくことにします。

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これを見て、皆さんはどう思いますか?こんな色のワームは釣れないという方が大変多いのも事実。でも、釣れます。しかも、他の人間が微塵も釣れない中でとびきり釣れることがある。それでも経験者とやらは「一番釣れるのはウォーターメロンだよ」なんていうわけです。断言する方に試しに聞いてみてください。何でその色が釣れるの?と。水の色に近いから、ナントカプロが使っているから。その程度の答えしか返ってこないことと思います。なのに、断言するんですね。数種類程度しかカラーを使ったことがなくても、「絶対ウォーターメロン!!」とか言っちゃう。

実はブラックバスという魚は、赤い色に対しての認識力が非常に高い。加えて人間に認識できない範囲の色まで見えているといわれています。一方で、青系の色についてはあまり関心が向かない。見えにくくなります。つまり、人間様の見え方とは大分違うということです。また、水の色も釣り人から見るのと、水中から見上げるのとでは大分違います。

船で走りながら水中を見れば、海では濃紺のような黒々とした水であり、湖では緑や茶色に見えます。しかし、水中から見上げれば、透き通った水色や透明に見える。これは、水中には光源(太陽)がないためで、実は人間が見るより水はずっとずっと透明なんです。これを考慮する必要がまずあります。

その昔、バスに対してワームを投げてみる実験をしたことがあります。相手は岬に集まった2〜3年生くらいのバス。クリアレッドにはじまり、テキーラサンライズ、バブルガムピンク、ジューンバグ、ウォーターメロン、グリーンパンプキン、カリフォルニア420…。ほんの少しずつ色の違うワームを投げていく中で、どれも同じように反応することがわかりましたが、青系は飽きやすいのではないか?という結果が得られたんです。青は数色試しましたが、最初だけ反応して、後の色は「またかよ」といった具合。青系を入れた後に黒を投げると反応しないのですが、赤系を投げた後に黒を投げると寄ってくる。特に異常に反応したのが画像にもあるルートビアというオレンジ系と、チャートリュースカラー。そのフィールドが特にその色を好んだのではと当時は思っていたのですが、どうやらバスは赤系の明るい色、いわゆる暖色系を好み、緑系から青系は飽きっぽいということが経験的にわかってきたわけです。図にすると以下のような感じです。

バスが見る色の世界 ワームカラーの選び方
解説しますと、バスにとって暖色系は細かく細分化されていて、緑、青系はそれほどでもない。特に青に近づけば近づくほど、明るめの黒、いわゆる灰色に見えている。一方で我々はすべての色がまんべんなく見えている(個人差はあります)。

これは経験だけでなく、研究機関や私と同じように考えた釣り人たちによって証明されていることです。我々はまんべんなく見えるので、赤いワームも緑のワームも、青いワームも細分化して持ちたがるのですが、バスにとっては緑と青はほぼ同じだったりするわけでして、実は暖色系の色を多めに揃えた方がいいということになります。多くの釣り人と真逆ですよね。緑や青ばかり買いますものね。

以上から、寒色系を買うのは間違いだ。チャンチャン。といかないのが釣りの難しいところでして、私がはじめて手にした60upのバスはジューンバグカラー(濃紺に緑のラメ)で、はじめてワームで釣った50upはウォーターメロンシード(クリアグリーンに黒のラメ)でした。バスにとって見えにくい色、灰色や黒扱いになるはずの色なのに、どうしてでしょうか。

これは、着底することを考慮すれば理由が見えてきます。ディープの湖底は黒っぽい場合が多く、その上を動く湖底の色よりちょっぴり目立つ色(寒色系)のワームがバスには保護色で隠れているつもりのエサのように見えるのではないか。だからこそ警戒心もなく、大きな魚が口を使ってしまうのではないか。と考えることができるのです。

つまり、見えにくいことが重要だということです。

ウォーターメロンが人気なのは、バスの寒色系への認識が不十分なため、細かく分類されている暖色系より、ヒットカラーを探す手間が省けて釣れてしまうことにあるのでしょう。明るめの緑を投げておけば、暖色系の末端から寒色系+黒まで幅広く対応できるわけですからね。また、水深が深くなればなるほど赤色は黒に近づく特性がありますので、使いどころが難しいというのもあるでしょう。じゃあ、やっぱウォーターメロンでいいじゃん!とはいきません。はじめに書いたように、バブルガムピンクが大爆発することがあるからです。バスは暖色系が得意という前提は踏まえた上でウォーターメロンを投げることが重要です。


【まとめ】
つまるところ、赤系がヒットカラーになっているときは細かく色を変えねばならず、青系がヒットカラーのときはそんなに考えなくてもOKということです。赤系を5種類、緑を1種、青を1種、黒を1種持っていれば大体のフィールドで困ることはないでしょう。


ブラッシュホッグは日本ではあまり使われないホッグワーム(クリーチャーワーム)ですが、アピール力の強さからジグヘッド、ヘビーキャロライナでおもしろいワームです。テール部分が肉厚になっており、ザリガニのハサミを演出し、しっかりと水を押すことができます。


マグナムオールドモンスターは、琵琶湖最終兵器などといわれますが、実際には大物相手ならどこでも使えるサイズです。あまりにも大きい!という方は、ヘッド側をちぎってしまい、そちらはストレートワームとして再利用しましょう。リボンテール(カーリーテール)ワームは湖底で逆立ちするようにして使うとわずかな水流でテールを振るわせ、キャロライナリグであれば、シンカーが着底してからゆらゆらと水中を漂いながらアピールをしますので、ワームの釣りがわからないという方にオススメのアクションをつけなくてもOKなタイプのワームです。