ウインドチーター
ウインドチーターは、ルアーゲームで大敵(釣果面ではありがたいが)の風をものともしない飛距離重視のミノーです。元々はレーベル社のソルトミノーとして開発されたもので、私の知る範囲では現在はボーマー社のソルト部門から2サイズで展開されております。

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ボーマーお得意の黒金です。私はこの黒金、ファイヤータイガー、反射板入りのカラーが大好き。黒の背中に鱗のように見えるプリズム仕様の反射板、タイガー模様なんて「全部乗せ」みたいなカラーもありまして、通称「黒金タイガープリズム」のロングAの14Aではいい思いをさせていただきました。

さて、このウインドチーターは世界最大のルアー総合会社プラドコ社の整理でもってレーベルからボーマー社へ移籍してきたのですが、そうはいっても設計が大きく変わらない以上、動きはレーベルルアー。ぼんやりした顔に似合わず、真面目な動きを見せてくれます。
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ウインドチーターの刻印の上にボーマーのロゴ。ここはスーパースポットのような処理ですね。レーベルなのか、コーデルなのかボーマーなのか混乱してしまいます。で、この何の変哲もないルアーを紹介したのにはわけがありまして。
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おわかりいただけますでしょうか。リップから末端まで約18cmの怪物なのです。こちらの6インチモデルは、52.5gのバケモノ。このサイズを捕食するとなると、海ならシーバスやブリ。淡水なら80cmを超えるライギョや60前後からのバス程度。小さいバスなんかはコイツを先頭にスクーリングを開始してしまうほどで、普段右下くらいのプラグでウンウン唸ってる人間が見れば、笑うどころか卒倒してしまうのではないかと。ミノーでありながらスラッとした体型ではなく、コイ類(モツゴ)のような背っぱりで、重機関銃の弾かと思うような形状。

飛距離重視でも動きは殺したくない。だから重心移動はつけずに、ルアーの重さと形状で飛ばすという、ビルダーの考えがよくわかるつくり。30ポンドラインをしこたま巻いて、シャローエリアで大遠投すれば、どこからともなく魚が湧いて出て、後をついてくる光景を目にすることができるのではないかと。このボディサイズですから、止水域での水押し効果は抜群で、マッディな人造湖では動きで食わせるミノーにも関わらず、アピールルアーとして成立します。

ビッグプラグに抵抗のない方、50cm以下の魚には興味のない方、ぜひ一度お試しを。ソルト対応フックですので、海でもそのまま使えます。