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さて、フィッシングプライヤー、ペンチというものがどれもこれも貧弱で不満を感じたことはございませんか。私は20年近く前から通称「エイリアンペンチ」を愛用しているのですが、エイリアンペンチは口の奥に刺さった針やライギョ、ナマズを筆頭に、マスキー、パイク系の長い魚には欠かせないアイテムですが、ならば通常のペンチ(ラインカッター)は要らないかといえばそんなこともないわけで。堅牢で、口の堅い魚から針を外す際、力がかかっても安心、安全なペンチを探し求めてきたところ、ついに出会ったのがこちらの「パーフェクトラジオペンチ」です。
ラジオペンチと書いてありますが、1.2mmまでのワイヤー切断能力がありますので、海での大物釣りでも大活躍な堅牢さ。ペンチですのでPE専用のラインカッターも不要。ワイヤーリーダーを使う太刀魚狙いでも活躍間違いなし。そしてありがたいのが、この価格帯で職人の目で品質を確かめられた国産のペンチだということ。


フィッシングプライヤー
単なる国産ペンチというだけなら特筆すべきこともありませんし、オススメすることもないのですが、本製品は日本でも屈指の金属加工職人が集う新潟県は燕三条のペンチなのです。職人が一本一本仕上げを行った間違いのない品ですので、長く愛用できるかと思います。

私の周りには「神戸製鋼の特殊鋼を燕三条の職人が仕上げたペンチなんだぜ〜」なんていえば羨望のまなざしを向けられること間違いなしなのですが(私の周囲にはそんな人ばかりがいるのです)、機能美だけでなく、カラーリングもフィッシングプライヤーとしてはあまり見られないもので、気に入っております。派手なので、ボートカーペット上で見失うということもありませんしね。

多くのフィッシングプライヤー、ペンチは、アジからサビキを外すのが基準になっているかのような弱さと地味さです。そこへきて、長さ16cm、140gの肉厚な派手派手ペンチが出てきたわけですから、思わず飛びついてしまったと。はじめは噛み合わせ部が厚すぎて使えないかと心配しましたが、杞憂に終わりました。大きな魚から針を無理矢理外さなくてはならない状況で、簡単にガタがきてしまうようではフィッシングプライヤーとしては失格です。「パーフェクトシリーズ」と銘打たれている本製品ですが、パーフェクトの名にふさわしい性能を持ち合わせております。

パーフェクトラジオペンチとジャンプ
ジャンプとの比較でサイズ感を感じていただければと思います。私の手は相当大きいので、サイズ感が掴みにくいということなので…。これでなんとなくご理解いただけたでしょうか?

というわけで、オシャレなパッションカラーで一生付き合えるフィッシングプライヤーとしてツノダさんのパーフェクトラジオペンチをオススメしておきます。 やたらと高価な(4000円だの8000円だのを見たことがあると思います)ペンチが多い中、工具メーカーならではの品質と価格で、お財布にも優しいのがありがたいですよね。
 

先曲がりタイプもありますが、先の細さよりも堅牢さ重視&曲がっていなくても困ることがなかったので、最近は先曲がりではなくストレートタイプを愛用しております。アジ、サバ、根魚あたりの口の小さな海の魚が相手なら、先曲がりがいいでしょう。