エクスプライド168MH-2とアンタレス

はい、おまっとさんでした。こちらは久々の大雨となっております。人工降雨装置が登場するくらいですから、ちょっとは降ってもらわなければならないのですが、降ったら降ったでフィールドの様相が激変しますので、釣り人にとってはツラいところでしょうね。こういうときこそ確固たる自分の釣り、方針があると釣果が変わってくる のです。説教がましいようですが、借り物の釣り、本の情報だけではどうにもならないことの方が多いのです。
 
画像の魚はご覧のとおり、60cm級のライギョちゃんです。国産のラバージグに、YUM
のF2マイティクローを付けての釣り。私としてはかなりライトなルアーセレクトとなり
ます。いわゆる、釣果のために嫌々やる釣りの世界です。


ラバージグのフックが!!

世はスモールラバージグ全盛だそうですが、このラバージグはスモールでもないのに、ご覧のとおりフックがへし折れてしまいました。60クラスのライギョの引きで折れてしまうとは情けない。情けなさ過ぎです。アメリカンラバージグは、鯛でも釣るのかというくらいの巨大な極太針で、こんな簡単に折れたりしないのですが、私が国産ライトルアーが嫌いな理由がこういう部分なんですよね。簡単に壊れてしまう。これでこの日のヒットルアーがお陀仏なわけで、今回は釣り上げてから折れたのでよかったものの、もし水中で起こったとしたらどうでしょう。まあ、環境ウンヌンもさることながら、釣り人のテンションを下げるような道具を売るなということです。

さて、ラバージグへの文句がひととおり終わったところで、エクスプライドのお話を。シマノのロッドはバス専用のロッド強度を用いて強さを表記しています。スコーピオンやシャウラなどは、1581Fという品番で表されますが、このFの前の1がパワーです。1は弱め、2、3と番号が増えるごとに強くなるのですが、この1というロッドが曲者でして、他社のロッドはトラウトロッドのパワーを基準につくっているのです。つまり、3g程度のスプーンを投げられるのが他社でいうところの「ライトロッド」です。しかし、シマノの1番はライトロッドではありません。一般にいうミディアムヘビーロッドです。これはスコーピオンXTやシャウラを振っていただければわかります。1/2ozのスピナーベイトくらいなら簡単に飛ばせてしまうほど粘りと強さがあるのです。で、このエクスプライドもまたシマノテイストのパワー表記で、ちょっとややこしいので品番の解説からやっておきたいと思います。

168MH-2という表記は
1:ベイトロッド
68:6フィート8インチ
MH:ミディアムヘビー
−2: 2ピース

という意味でして、伝統の「村田基方式」ではありません。しかし、MHと書いてあるのに、40グラムのスピナーベイト+トレーラーが吹っ飛んでいきます。それも非常に軽快に。ラバージグも10g程度では竿に重さを感じる前にリリースしなければ、スーパーバックラッシュ必至。他社でいうところの(エクストラ)ヘビークラスのロッドとなっております。60クラスのライギョをかけても、カバーさえなければフッキングからの流れで魚がそのまま浮いてきて、ちょっとした足場ならゴボウ抜きできるほどのバットパワー。藻やアシに絡まれても強引に引っ張り出すだけの力もあって、他社のパワー表記に慣れている方が使うと、強すぎて持て余してしまうかもしれません。


ラバージグのヘッドが壊れても平気なのを見ればわかるとおり、パワーに関しては十分で、軽快な取り回し、グリップの形状等気に入っておりまして、アンタレスとのマッチングもなかなかなのですが、そこはどうしてもエントリークラスロッド。スコーピオンやシャウラには勝てない部分が出てきますキャスティングフィールといいますが、ルアーを投げている感触が悪い。飛距離はすばらしく、感度もそこそこあって悪くはないのですが、いかんせん繊細な釣り、遊び心のある趣味としての釣りでは無骨。無粋なんですね。強靭なパワーさえあればいいという、アメリカ人が大好きなパワーゲームロッドといった感じです。そんなヘビーユーズ重視の素っ気ないところもエクスプライドの魅力的なんですけどね。


3/4oz以上のヘビーキャロライナリグに、30cmほどのリーダーを付け、5インチのスイミングワーム、9インチのリザードを付けてガンガン探る。岩、オダ、ウィードドームもなんのそのの釣りをするときに必要で「パワーワーミングロッド」なんて勝手な名前をつけているのですが、そういう釣りをする方でなければ出番は少ないかもしれません。同じような釣りが得意だ、普段はハードベイトしか使わない!といった、私のような脳味噌ストロング野郎には向いているのかもしれません。

エクスプライド168MH-2をハイエンド機種と比較するのは酷ですが、エントリークラスロッドの中ではバランスも強度もあってなんだかんだで信頼している一本です。エクスプライドだけでタックルを一式揃えても、不満は出ないくらい、まとまった名竿といえます。
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【こんなタックルを使っています】



え?スーパービッグなランカーを狙っているのに、フックが折れたり伸びたりする前に切れちゃうようなラインを使ってるって?それじゃあダメ!バスに限らず、魚は地形の変化を好みます。カバーを撃たなければ、ストラクチャーを狙わなければ、魚に出会うことすら叶いません。ルアーを引っ掛けちゃったらどうしよう、あんなヘビーカバーは叩けないや…そんな風に思うことが一度でもあるなら、それはもうあなたの釣りが成立していない証拠です。ラインはベイトで最低16ポンド。普通は20を選んでください。ちなみに私の普通は25ポンド。日本人が細すぎるだけで、何もオカシイことをしているわけではありません。25ポンドだからこそ、フィッシングプレッシャーの高いポイントで誰も叩けないようなヘビーカバーから魚を引き出すことができるのです。私が釣りが上手くて釣っているわけではないのです。投げられれば、誰でも釣れる魚です。ルアーのサイズだ種類だカラーだと悩む必要はありません。こんな簡単な釣り、ほかにないと思うのですが、いかがでしょうか。

日本人の平均的なライン、リール、ロッドで釣りをしている以上、あなたの釣果は平均止まり。あと一本、あとワンサイズと願うのであれば、太いライン用のタックルをお選びください。